スポーツイベント・競技会のビデオ撮影の基本とコツ

はじめに

運動会やサッカー、野球などスポーツイベントの撮影を行う際に
知っておくと役に立つ準備や撮影のコツをお伝えします。
主に屋外の撮影を想定したものですが、撮影のコツは体育館など屋内の撮影でも同じです。

必ず必要なもの

ビデオカメラ

前日までに、使い方の確認や動作確認をしておきましょう。
使い慣れていない機種の場合、スマホ内に取説をダウンロードしておくと安心です。

バッテリー

充電を早めに行うと当日までに放電してしまうので、前日がベストです。
長時間の撮影を予定している場合は予備のバッテリーも持っていきましょう。

記録メディア

カメラ内臓のメモリー(HDD)に録画する場合は空き容量を確認しましょう。
SDカードを使用する場合は、フォーマット(初期化)をして容量を空けておき、さらに予備を用意しておくと安心です。
フルHDで2時間の撮影の場合、64GB以上のメモリーを用意しておきます。

三脚

ハンドルがついているビデオカメラ用三脚があると、手ブレがなく安定した撮影ができます。
三脚を置けるスペースがない場合は、カメラ用のスタビライザー(ジンバル)の使用をおすすめします。

あると便利なもの

帽子・タオル

夏の撮影では熱中症対策を十分に行ってください。

カイロ等防寒グッズ

冬の撮影では暖かい上着とカイロで寒さ対策をとります。

雨具

雨が降ってきたら、機材には雨除けカバー(なければゴミ袋でも)をかけて水の侵入を防ぎます。
カメラマンは傘ではなくレインコートの方が動きやすいです。

飲料・軽食

あらかじめ用意しておくと、自販機・売店が近くになくても安心です。ただし、人工芝のグラウンドは飲食禁止・飲み物は水のみOKの場合があります。ご注意ください。

事前に確認しておくべきこと

  • 日時・場所
  • 会場までの行き方(車の場合は駐車場があるかどうか)
  • 主催者に撮影の許諾を得る(撮影場所の指定があるかどうか)
  • 当日のプログラム・対戦表等

会場には早めに到着できるよう、余裕のある時間設定にしましょう。

当日にやること

場所の確保

「もれなく記録する」ならば、全体が俯瞰できる高い位置からコート・フィールドのセンターライン付近がベストです。
「個人を中心に撮る」ならば、コート・フィールドにできるだけ近い最前列のがベストです。

周りで観戦している方や、同じように撮影している方への配慮をお忘れなく。

機材のセッティング

三脚にカメラをセッティングして試し撮りをします。 撮影モードは「オート」がおすすめです。
晴天下だと明るすぎてカメラのビューモニターが見づらいことがあります。
その場合は、モニターの明るさを適切に調整しましょう。

風景の撮影

会場外観・控室・ミーティングの様子・スコアボード・応援団メンバーなどを撮影しておきます。

撮影のコツ

基本はできるだけ動かさない

カメラが動くことによって発生する「ブレ」は臨場感を表現する一方で、長く続くと見づらい映像になってしまいます。
ビデオカメラの画角は「枠」と考え、動かさない「枠」の中に撮影したいものが映っていることが重要です。

ズームは多用しない

とはいえ、実際広いコート・フィールドで「動かさない」ということは難しいです。撮影したいものの動きに応じて「パン」(三脚のハンドルを持って、カメラを左右に振ること)しましょう。

ズーム機能を使ってアップにしたくなる場面もあると思いますが、ブレも強調されてしまいますので最小限にすることをおすすめします。

撮影を分担できる場合は、全体を撮影するカメラとアップを撮影するカメラに役割を分けて撮影をすると、撮影の幅が広がります。

本番以外の様子も撮りましょう

スコアボード等結果が分かるものを撮りましょう。
可能であれば三脚からカメラを外して近くでプレーヤーの表情を撮れるといいですね。

さらに余裕があれば、選手・監督から一言コメントをもらえると良い記録になります。

応援・観戦に集中したいときは

その撮影、ハイデーにお任せください。見やすく編集をして思い出に残る動画に仕上げます。

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